丸い玄関ポーチ　

ただいま仕事中2018.11.05

気がつけば11月ももう5日目。
9月下旬に着工した小さな集合住宅は、
秋雨の合間を上手にぬって順調に進んでいます。

先日上棟も無事終え、金物検査も終えました。
この時期は、構造以外にも完成したあとは見えなくなってしまう部分を
確認する重要な時期。

例えば･･･基礎パッキン、基礎と土台の間に敷かれる複合樹脂製のものです。
基礎と土台を絶縁し、湿気を効率よく排出することで
木軸の脚部を腐れや白蟻から守ります。

このパッキン、標準的なところは湿気を逃がし通気を確保する為に
こんなふうに隙間があいています。

向こうが見えますよね。

だけどよく見ると･･･中にはこんなふうにメクラのタイプも。

このタイプは玄関土間やユニットバス廻り等、
そのままだと床下と室内の空気がつながってしまう部分に使用することで
空気の流れを遮断します。

小さなことですが、長い時間を経てもより良い状態を保つために
大切なこと。

･･･現場で確認していることの一例です。

さて、この長屋（愛称TMHouse）のポイントのひとつは
丸い玄関ポーチ。

ちょっと長目の引込みを入ってゆくと
建物の隅角部に丸いポーチとなるコンクリートが既に打たれています。
特徴的な部分が形になってくると早くも完成のイメージが浮かびます。

年内木工事完了を目指します。

（Misako）