日々の記録や日記
ただいま仕事中2019.05.31
植木にも畑があることを知っていますか。
そこには様々な種類の樹木が繁殖・育成されていて、
一般的には植木屋さんが見て良いものを選んできてくれます。
現在二子玉川で進行中のお住まいは、
世田谷区のみどりの基本条例により一定の緑化率が定められています。
その為、いつもよりちょっと多めに樹木を植えなければなりません。
設計中から写真や本で検討してきましたが、
なんとなくピンとこない・・・そんな雰囲気を察してか、
ありがたいことに現場監督さんが「植木屋さんと一緒に植木畑に行きましょう」と
提案してくれました。
そんなことで
先週末お施主さんご家族、植木屋さん、現場監督、設計事務所、
全員揃って植木畑へ行ってきました。
日頃から樹木は好きで興味を持って接しているつもりですが、
さすがにこれだけ樹木があると何がなんだか・・・!?
わかっているつもりであらかじめ選定していた樹木すら探すことができず。
どんどんと奥へ入っていく植木屋さんに着いてゆくのが精一杯。
実際に木を見ながら、さまざまなことを教えていただきました。
例えば、ハナミズキの花が咲いていない時期に
花の色を推測する方法。
これはたぶんピンクです(笑)
一般的には落葉のヤマボウシですが、最近は常緑種もあること。
常緑に比べると少し花が小さいようです。
爪楊枝に使われるクロモジはいい匂い。
みんなかわりばんこに葉っぱに触れては
「いい匂い!」
当日はとても暑かったけれど、
樹木の話は興味深く聞きたいことがつきません。
中でも今回一番目から鱗だったことは、樹木の選び方。
素人は立派に育った左右対称の樹木を選びがちという。
・・・思い当たる節があります。
葉が旺盛なものが必ずしも根がしっかりしているわけではないこと、
枝ぶりに趣きがあるものを選び、庭全体のバランスや「間」を考えて選ぶこと、
これがどうやら樹木の選び方のようです。
早速、植木屋さんの手ほどきを受け、実際に植える木に印を付けます。
ハナミズキ、常緑ヤマボウシ、ヤマボウシ、
きんもくせい、そよご、アオハダ、クロモジ、ジューンベリー、
それからシャラ、オトコヨウゾメ、アオハダ・・・!
みんなで実際に目で見て選んだ 「この木」を植えます!
(Misako)