額の中の世界

日々のくらし2019.12.17

「額装」は、私のちょっと贅沢な楽しみ。

額装と言えば通常は絵が多いが、何故か私は刺繍に縁があるみたいです。

数年前に額装したものは、祖母と一緒に30年近く前に買ったノクシカタ刺繍。

Blog　「活かす」　2014.5.13

今回久しぶりに額装したもの･･･これも刺繍。

お店に現物を持ち込み、たくさんの額とマット紙の中から合うものを選ぶ。

たったこれだけのことだけれど、

額の色、質感、巾、それからそもそもマット紙を使うかどうか等によって

世界がまったく変わる。

今回はマット紙をW使いにして、

女の子の影と同じトーンの若草色を縁にだした。

 

 

この刺繍、実はふたつ違いの妹が刺したもの。

今年の最初、妹は大きな手術を受けました。

術後の外出ができない時間は自宅で刺繍を刺して過ごしていたようで、

心配をかけたお礼にとプレゼントしてくれました。

今はもうすっかり元気になり私達は病気の話をすることはないけれど、

予後が普通より長かった妹。

心配と闘って頑張っていたその頃の気持ちが詰まっているんだと思います。

だから、この額からはたくさんのエネルギーが伝わってくる。

刺繍のモチーフは、頬を赤く染めた元気な女の子！

いつも打合せをしてる部屋の額を掛け替えた。

赤いというだけで、なんちゃってクリスマス気分。

真っ赤なりんごもクリスマスオーナメントの代わりです。(笑)

（Misako）