日々の記録や日記
ただいま仕事中2019.12.20
現在全面改修を行っている「百合ヶ丘の住まい」に断熱材が敷設されました。
住まいの寒さだけでなく暑さもコントロールする断熱材。
最も一般的なグラスウールの他にも実はいろいろなものがあります。
その特徴は様々でそれぞれが長所・短所を持ち合わせています。
私達は部位や状況によっていくつかのものを使い分けていますが、
百合ヶ丘の住まいの壁の断熱材はこれ。
正しい名称を「建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォームA種3」と言います。
あぁ・・・長い名前!
大きな缶に入った二種類の物質を
現場で混ぜて材料の熱伝導率に合った厚みになるまで
圧力を加えながら吹き付けていきます。
ほどなく硬化していくので、壁厚以上に余分に盛り上がったところを
コテに似た道具で削っていけば吹付け工事は完了です。
改修工事は新築に比べるとどうしても部分的に残る既存部に、
隙間等の可能性が残るのが宿命です。
吹付けという方法は、断熱材ひとつで気密性・吸音性も確保でき、
既存部のリスクを補えるというわけです。
見るからに実感しますよね。
部屋の真ん中でパンッと両手を叩いてみると、
断熱だけでなくあきらかに吸音性も良くなったことが実感できます。
年が明ければ寒さも本番。
住む人にとって暖かいことは当然なのですが、
職人さんにとっても、現場があたたかくなって良かったな・・・と密かに思うのでした。
(Misako)