明野設計室

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実測から図おこしへ

ただいま仕事中2023.01.17

昨年からマンション改修のご依頼をいただき、実測が続いています。

当時の設計図が入手できれば良いのですが、

時間が経っているものだと簡単な不動産広告程度のものしかない場合も多く、

実測が必要になります。

平面と高さ方向の採寸の他、マンションの場合、躯体を加工することはできませんので、

躯体か否かの判断や、外壁の設備貫通部の位置や形状を現場で確認しておくことが重要です。

また、アスベストの使用が全面禁止された2006年以前のものは、

アスベストが含まれている可能性のある仕上げを目視にて概ねあたりをつけておくことも必要になります。

これらを持ち帰り、机上で整理。

施工誤差や採寸誤差があるので、数値はパシッと簡単には整合がとれません。

ああだこうだと試行錯誤しながら、基準線となる寸法を導き出します。

しかし、図面を起こしていると当時の設計意図が見えてくる瞬間があり、

「あっ、そうか!」とそんな時は気持ちがとても高揚します。

・・・これ、私にとっては地味な楽しみです。

さて、今回のお施主さん方は、いずれも私達と同世代。

一般的には、ちょうど暮らしの見直しをする年齢と言われています。

様々な考え方に触れ、私自身も良いきっかけをいただいています。

(Misako)

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