明野設計室

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洗濯かご、完熟です。

日々のくらし2018.02.05

使い始めて25年目となる洗濯かごの持ち手がついに壊れた。

最初はふたつのうちのひとつが取れ、
しばらくそのままで使っていましたがついにふたつ目も・・・。

洗い上がった洗濯物を干し場まで運ぶのには持ち手がないとやはり不便。

 

 

ということで、週末「ズパゲッティ」という裂折りの既製品のような紐を使って
持ち手を作って付け直しました。

悩んだ結果、結局色はいつもと同じ大好きなくすんだ青。

 


 

 

道具を買うのがもったいないので、無理やり手持ちの編み針で適当に。

 

 

 

 

以前、本で誰かが書いていたっけ。

 

「物は手入れをすると熟成、放置すると劣化」

 

この文章を読んだ時、なるほど!と思い心底納得がいったことを覚えています。

 

そういえば、日本には金継ぎという古来から伝わる文化があります。
お茶碗の割れたり欠けたりした部分を漆で修理するものです。
これによって付加価値が付くところが面白いところ。
物を大切に思う心、傷を美しいと思う美学は日本固有の哲学だそう。

 

・・・いやいや、話が大げさになりすぎました(笑)
そんな崇高なものではありません。

 

ただ、取れてしまった持ち手をつけただけなのですが、
ちょこっと直しただけで安い量産のかごにも俄然愛着が沸いてきて、
洗濯も楽しいなってゆうだけのこと。

洗濯かご、完熟です。

 

(Misako)

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