日々の記録や日記
ただいま仕事中2018.11.22
仕事というものは、予定よりも早く終わる・・・ということはなかなかないもので、
今回の締切りもしかり。
お施主さんには充分なお時間をいただいたはずなのに、
この1か月は見積図UPの為、追われた日々を過ごしていました。
設計事務所にとって見積図UPは、
プレゼンの次にやってくるひとつの山場。
これまで長い時間をかけてお施主さんと打ち合わせてきたことを、
意匠、構造、設備、法規、(コスト)と
様々な側面を突き合わせて総合的にまとめていく過程となる。
図面を描いていくと、お打合せ通りいかないところがでてきたり、
もっとやりたいことがでてきたり・・・。
ずっと終わらないんじゃないかと辛くなることもありますが、
とにかくしつこく何度も同じ図面に戻っては調整を繰り返します。
今回はプレゼン当初から多少平面の変更もあったので、
見積図と合わせて新しい模型も見ていただこうと
昨夜までスタッフの内田も 模型製作に格闘していました。
今回は方形屋根と言って、
寄棟の正方形タイプの屋根を大小組み合わせた平屋。
条件が揃わないとできない形ですが、
お施主さんにも気に入っていただき、どうやら機会が巡ってきたようです。
内部はこんなふうに梁をあらわします。
「昨夜まで」と先ほど記しましたが、
今朝事務所に来るなり内田に「まだ時間ありますか?」と聞かれ、
「あと15分なら」と答えると直前まで何やらごにょごにょと手を入れていました。
少しでも良い状態のものを見ていただきたい一心だと思います。
図面も模型もこれで完璧はないので、ついつい・・・。
その後、見積図と新しい模型を持ってお施主さんのところへ行ってきました。
見積り図をまとめていく過程で生じた調整等、
図面だけだとわかりにくいところも模型があると説明もスムーズ。
お見積りがでるまでの時間は、
見積図と模型をじっくり眺めていただきます。
今までお打合せで突っ走ってきたけれど、
頭をクールダウンして総合的に見ることのできる大切な期間です。
お打合せの後、みんなで早速模型を持って敷地に行ってみました。
窓から見える風景は、実物の庭です。
みんなで模型の窓からの風景を代わる代わる覗き込み、
完成への想いを膨らませます。
(Misako)