日々の記録や日記
日々のくらし2018.12.18
日曜日の午前中、地元で開かれていた新ゆりフェスティバルマルシェを
友人と一緒にぶらついてみた。
金属、毛糸、布、土・・・様々な素材を使った手作り品や、
素材や製法にこだわった加工食品、生産者が直接持ち込んだ野菜等を売るテントが
普段は何もない駅前のペデストリアンデッキにずらりと並ぶ。
今回私の目を引いたのは、坂農園という山形県庄内地方から来ていたお店。
近くのテントでは、新鮮な地場野菜が山のように積まれている横で
緑のパプリカや赤い長ネギ等普段のスーパーマーケットでは
あまり見かけないものが少しづつ控えめに並べられていた。
「鶴岡市は日本初のユネスコ食文化創造都市!」と
お店のおじさんが大声で呼び込みを続けている。
聴きなれない言葉だが、グローバル化が進み固有文化の消失が危惧される中で、
文化の多様性保護と世界の持続的発展に貢献することを目的にユネスコが創設した
「ユネスコ創造都市ネットワーク」という制度、
この中で山形県鶴岡市が食文化創造都市として選ばれたということだそうです。
・・・ああ、難しい。
要するに鶴岡市には、他にはない個性のある農法や在来作物、調理法があることが
世界的に評価されたということ・・・らしいです ← あっているかな。
おじさんの説明をしばし聞き、焼畑農業という方法で収穫した赤かぶと
まだ食べたことのない赤ネギを買ってみた。
「お鍋に入れて食べてごらん、普通のネギの5倍の甘さだよ」
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帰宅後、調べてみると赤ネギは正式には「平田赤ネギ」と言い、
栽培期間が1年半もかかるようだ。
なんと贅沢な野菜なのだろう。
焼畑農業の赤かぶは簡単な酢漬けに。
赤ネギはおじさんの言う通り、鍋に。
時々、素材の向こうにある生まれや育ち方を知ってみる。
ずっとおいしく、ずっとありがたい。
次のマルシェでは、何を買おうか。
(Misako)