明野設計室

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コグチのことばかり考えていた

ただいま仕事中2020.11.17

図面をまとめるにあたり、ここのところ「コグチ」のことばかり考えていました。
コグチとは「小口」または「木口」のこと。
木材を切った断面を指します。

コグチノコトヲカンガエル・・・建築以外の人にとっては、
「一体何を考えるの?」という感じかもしれません(笑)

建具の額縁やカウンターの天板、家具等、意識することはないと思いますが、
生活空間はたくさんの木口に囲まれています。
この木口をどのように作るかで全体の印象はかなり異なってくるのです。

一例ですが、これは窓の甲板によ~く見るとテーパーをつけています。
同じ家の他の部分ですが、拡大するとこんな感じ。

 

 

厚い部材が必要なところでも、薄く軽やかに見せることができます。
テーパーをつけた木口の材をさらに箱に組むとこんな感じに!

この時はTV台を作りました。

よく使うランバーコアの場合は、テープを貼ります。

共材ではれば、こんなにすっきり。

大(横)手貼りと言って、厚み5ミリ程度の板材を貼ることもあります。

上から見ると厚みがわかってしまうのでテープのようにすっきり感はないけれど、
物がぶつかったりした場合も耐久性があるのが良いところ。

合板の積層部をデザインに使うこともあります。

 

木口部分を磨いてウレタンを塗ります。

次はさらに、積層のプライ数にこだわって作ったもの。
まずは普通のシナ合板。

 

次は、ロシアンバーチ。

21ミリ厚の場合で、シナ合板7Plyに対してロシアンバーチは15Ply。
木口をより強調する為に、面の部分に色を塗って仕上げました。

形状だけではなく、厚みを変えてみせることもあります。

たてを厚く、棚となる横を薄くした本棚。

普通に見える木口だって、実は切っただけのところなんて一か所もありません。
大工さんがやすりやカンナをかけて、手触りを整えた上で角は本当に小さな糸面と
呼ばれる面を付けていることが殆どです。

・・・まだまだこのお話はきりがありませんので、このへんで。

さぁ・・・今回はどうしようかなぁ。

(Misako)

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