すべての答えは現場に

ただいま仕事中2021.02.02

動物病院の改修工事は1月末に見積図をUPして、
今日は現場にて図説明。

ありがたいことに職方さんたち全員招集です。

木工事を担う大工さん、
床シートやクロス工事を担う内装屋さん、
既存を含め補修・造作を担う建具・家具屋さん、
空調換気・給排水工事を担う設備屋さんと、
各室に配線・電力を供給する電気屋さん。

新築であれば綿密に計画して正しく図面を描いてさえいれば、
その通りに作れるものですが、今回ばかりはそうもいきません。

すべては建築当時の図面や現況実測から復元した図面。

床・壁・天井の中までは、予想でしか描けません。
図面寸法を元に、適宜、現場で調整していくことになります。

しかも、今回は年中無休の病院医療を続けながらの工事。

工区エリアを順に移しながら進むさまは、まるでパズルです。

医局を覗くと、既に獣医師チーム・看護師チームによる、
備品移動や臨時処置の作戦が練られているようでした。

心強い。

病院が建って30年。

その都度、新たな医療や治療具の必要に迫られて、
最速で処置するための工夫が随所に散りばめられた今の病院です。

より処置がスムーズになるように、
建築的にも一工夫できたらなと思います。

（Susa)