日々の記録や日記
日々のくらし2021.04.13
桜満開の世田谷美術館へ、
フィンランドの建築家・アアルトの展覧会を観に行ってきました。
日本人はアアルトが大好きなようで、
これまでも彼の建築は取り上げられる機会が多くありました。
今回のテーマは「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」。
建築やプロダクトデザインのことは、
既にみなさん多くのことをご存じだと思いますので特に記載はしません。
ただ、今回は仕事のパートナーで妻であったアノイと過ごした25年間の
時間に沿った展示展開が印象的でした。
ふたりが出会い、家庭を持ち、その時々どのような想いを抱きながら
様々な形を生み出していったのか。
時代に求められるテーマに対し、どのように応えを見出していったのか。
その時々に応じてかわっていく過程。
これまでとは異なる切り口で、
形の裏側にあるものを少しだけのぞくことができたような気がします。
充実した気持ちで会場を出ると、その先のミュージアムショップまでは
長い廊下が続いていました。
ガラス越しに砧公園の新緑が見えます。
展覧会の余韻を楽しむのにふさわしいその距離と空間を、ゆっくりと歩いてみました。
展覧会は6月20日まで。事前予約制となっています。
(Misako)