日々の記録や日記
ただいま仕事中2021.07.13
昨日は、ウッドショックの影響で工程が遅れたものの
構造材の変更もなく6月24日に無事上棟した「松原の住まい」の
軸組金物検査と上棟式。
軸組金物確認は永田構造事務所の永田氏
美佐子、須佐と手分けして全数確認。
1階の床で隠れてしまう配管なども合わせて確認。
ところで、「根太」読み方知っていましたか?
答えは「ねだ」と呼びます。
ここでちょっと木造住宅の基礎知識をご紹介
土台や大引き、梁に乗せて床を支える45㎜×60㎜の部材のこと
木造在来工法では、床をつくる方法には以下の図のように
「根太工法」「剛床工法(根太レス工法)」があります。
どちらにも一長一短あり、物件ごとにどちらの工法を採用するか
検討は必要ですが
私達の事務所では1階は「根太工法」2階「剛床工法」を
基本的に採用しています。
理由は
2階の床は構造的に床の剛性を確保するために「剛床工法」を採用。
1階の床は「根太工法」を採用。
「剛床工法」は施工性、工期短縮など利点もありますが
べた基礎の採用により、2階の程の剛性が必要ないことを踏まえ
下の写真のように配管や配線を床下に持っていくのに土台を削ったり
構造を傷めないですむこと。
(2階はPS等を確保して構造材を痛めないようにしています。)
後々のメンテナンスを考慮して、床下空間の高さ確保。
また、基礎コンクリート自体の湿気と
上棟時や水仕舞前のゲリラ豪雨などで
基礎内に雨水がたまった時などの乾燥時間を確保できるように
「根太工法」としています。
「根太」の話はここまで、昨日の現場の話のつづきへ
監理業務が完了し、上棟式
まずは、建物四方をお清めから
お神酒で乾杯し
お施主さま、監督、棟梁、各職方さん一人一人自己紹介。
親方の手締め
お施主さまから一人一人お土産を頂きお開きに。
コロナ禍、ささやかな上棟式とでしたが
皆の住まいづくりへの気持ちが一つになった
とてもいいと時間でした。
上棟式後、奥様とお嬢さんが初めて2階へ
子供部屋の窓辺のお二人をぱちり。
こんな喜んでいらっしゃる顔を見せていただけると
現場が明るく元気になります!
皆でいい住まいになるよう頑張りますので
竣工までよろしくお願いします!
帰宅後、お土産を開いてみると
現場で食事を出来なかったこと
季節的に傷まないもの・・・
お施主さんのお心遣いを感じます。
素敵な時間、お気持ちのこもったお土産
ありがとうございました。
(Takeshi)