明野設計室

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ただいま仕事中2021.09.14

夏のあいだ続けていた人工芝温度比較実験。
秋も近づいてきたので、このあたりで終わりにしました。

ところどころグラフに変な動きがありますが、
全体的な傾向は掴めたのかなと思います。

注目の各項。

・メモリーターフ28 VS リアリーターフ25 VS コンフォニーターフ
人工芝は、どれも熱いです。
晴天時最高は80℃超え。
ただ、雨や水、少しの影でも急激に温度が落ちます。
気温から温度をもらっている印象はあまりなく、
あくまで日射からという印象でした。


(写真はリアリーターフ。メーカーさんに聞いたコンビニ横広場での実例)

硬め、枯草入り、寝なそうなのがメモリー。
柔らかめ、若々しいのがリアリー。
最低温を誇るものの白糸が目立つのがコンフォニー。

 

・イペデッキ(天然木) VS アースデッキリボーン(人工木)
グラフの動きは似ていました。
アースデッキのほうが、いち早く温度上昇していた印象。
ですが、日射時に踏んでみると、熱く感じるのはイペデッキのほう。
おそらくリブ加工が効いていますね。

実際に感じる熱さは、
80℃人工芝(毛状)< 70℃人工木(リブ形状)< 65℃デッキ(面状)

結局、物体温よりも接触温です。
計測温度と肌で感じる熱さが逆転するのが面白いです。

 

・ダイプラストウッド
廃材から生まれた高機能再生プラスチック。
(低CO2川崎ブランド’17受賞)
鉄道枕木にも多用されていますが、今回は選外となる結果に。
温度上昇は常に一歩出遅れ、
そして、一度温まったらなかなか下がらない。

建築では、ダイレクトゲイン(直接蓄熱)という設計の仕方があります。
冬の昼に陽を受けて温度を上げ、
回りのものが冷える夜間にじわじわと放熱させる仕組み。
この素材、タイルよりダイレクトゲインに向いていると思います。

・テラコッタ
意外な結果があったとすれば、これ。
面で触れるものでありながら、意外と温度が高くない。
普段裸足で踏むことがないので、まったくわかりませんでした。
素焼きならではの気泡が効いているのかもしれません。

 
結局のところ、日射が重要で、
気温と湿度はあまり関係なかったのではないですかね。
 

一応、さんごのおかげでわかったこともあります。

毛が載る。

緑の濃いリアリーでは、明らかに目立ちます。

それでも、自分がチワワなら柔らかいリアリーに1票ですね。
明野設計室としては、メモリーに1票入れておきます。

 

(スタッフSusa)

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