日々の記録や日記
ただいま仕事中2021.10.15
住宅の現場から駅への帰り道に、
いつもの測量屋さんがいました。
「あれ!?偶然近くで新しいお仕事ですか?」
「違うんですよ~。今の現場です!」
なぜに?
聞けば、
行政による地域のガス本管工事で、
敷地の近隣にあったはずの基準点が、
道路もろとも壊されて、なくなってしまったとのこと。
確かに、少し前。
道路が綺麗になってよかった、よかったと、
みんなで話していたところ。
測量屋さんには嬉しくない出来事だったようです。
公共基準点は、測量の礎となるとても大切なもの。
地球上の位置を定めています。
もちろん日本の最上級は、国土地理院の定める点ですが、
その下に、都道府県の定める1級、2級、3級、
さらに下に、4級の基準点があります。
2級なら、よく小学校の屋上にありますよ、
と教えてもらいました。
いや、そんなのありましたかねぇ。。
基準点がなくなってしまえば、
敷地の境界がわからなくなります。
今回の敷地は、地域の条例もからんでいて、
塀や植栽など外構工事が厳密です。
改めて、まちの両端、離れ離れの上級基準点から、
各点を辿って近づきながら定め直すほかありません。
総作業距離は余裕の1キロ超え。
何度も何度も曲がり角を曲がって、
ようやく敷地に辿り着きます。
お疲れ様です。ありがとうございます。
皆さんもいろいろな形の基準点を探しながら、
まちを歩くのも楽しいかもしれません。
くれぐれも車に轢かれませんように。
(スタッフSusa)