押印不要になりました

ただいま仕事中2021.10.19

ちょっと時間が経ってしまいましたが、
去る9月1日デジタル庁が発足し、デジタル社会形成整備法が施行されました。
これによりなんと48つ（！）もの法律が一括改正されたようです。
全体像はよくわかりませんが、私達に関連するところでは、
建築士施行令や建築士法施行規則が改正されました。
具体的にはこれまで義務化されていた建築士による
設計図書や工事監理報告書等への押印が不要となります。

契約図書となる製本に印鑑を一枚づつ押すのは、
正直結構面倒だったことは確か。
図面をまとめる最後は、たいていバタバタとして忙しくなるのが常で、
印鑑を押す時間を事前に見込んでおかなければなりませんでした。
これからは、その時間は不要。

・・・でも今思うと、図面をすべて終えた後に、
周囲を片付け、机をきれいに拭いて、図面を一枚づつ眺めながら押印する時間は、
実は嫌いじゃなかったかも。
押印不要になるということは、「あの時間」も無くなるのかぁ・・・と思ったり。

また、これまで書面での交付とされていた契約前の重要事項説明書は、
事前に発注者の承諾が得られれば電子メールでの提供も可能となります。
審査機関に提出する確認申請書にしても然り。
申請者、建築主、設計者、工事監理者等については、押印が不要となります。

時代は変わっていきますねぇ。

（Misako）