日々の記録や日記
ただいま仕事中2021.12.24
サンタもやってきますし、
今日は住宅の防犯のおはなし。
違いました。
インターネット環境のおはなし。
関東を中心に少しずつ、次世代の光サービスが始まってきました。
1Gbps(1秒あたり1ギガビット)を超える高速光サービスです。
このサービスの恩恵を受けるためには、
これまで一般的だったCAT5e規格のLANケーブルでなく、
上位規格のLANケーブルが宅内全域に必要になります。
ちゃんと申し込みページにも注意書きがありますよ。
例えば、NTT東日本だと、こちら。
「CAT6A規格以上」とあります。
すごく、、、字が、、、小さい。
そんなわけで当事務所では、改修の場合を除き、
標準でCAT6Aケーブルを採用してもらうようにしています。
しかし、このCAT6Aケーブル。
電気職方さんたちからは、今までのケーブルよりも、
硬い、曲がらない、太い、切りにくい、と大変評判が悪いです。
そんなときは「知ってます。がんばって!」と、
笑顔で返すようにしています。(≒ 解決してない)
もちろん、採用はまだまだ時期尚早という考えもあります。
LANケーブル自体、空管内に配線してもらっていますので、
実は、建て主さんご自身で入れ変えることも可能です。
(信号線のため、電気的に危険ということもない。)
ただ、そういう趣味がある方以外は、きっとやらないのでは?
ちなみに、硬い原因でもある中央の黒十字。
目的は、 ”エイリアンクロストーク” を予防するためです。
”漏話混線” というと、昭和の人には馴染みがあるでしょうか。
友だちの家に電話をかけているのに、別の家の電話が聞こえてきたとか。
AMラジオを聴こうとすると、海外のラジオ局が聴こえてきたりとか。
いずれも別の信号が干渉してしまう現象です。
高周波の信号線になるほど、より干渉予防が必要になります。
コロナ渦を通して、
テレビ会議やYouTube配信、リアルタイムTVゲームなど、
宅内での通信もますます盛んになってきました。
ただ、どう頑張っても通信規格の寿命と、住宅の寿命は合いません。
進化のスピードが早すぎます。
まだ見ぬ未来の通信技術に対応するのは難しいですが、
少しでも見えているものは先読みするよう心がけています。
(スタッフSusa)
▼画像引用
・協和ハーモネットのLAN製品 cat6Aについて
https://www.harmonet.co.jp/harmonet-products/c6atips.html