日々の記録や日記
ただいま仕事中2022.01.25
湿気のクイズについて書いた先日の記事。
さすがに空気の分子量なんて正確に覚えていませんし、
科学系に踏み込んで語るからには間違いのないよう、
各所の解説や教育機関の資料なども読みに行きました。
そこで衝撃的なことがまた1つ。
個人的にはクイズの答えよりも、こっちのほうが衝撃的でした。
それは、アルゴンが「希ガス」ではなくなっていたということ。
現代では「貴ガス」と表記するようです。
そもそも希ガス(rare gas)という呼び名は、
化学的分離や抽出が困難であった時代に、
文字通り、”希少な、稀(まれ)な” ガスであったからです。
先の記事の通り、
私たちは普段からアルゴンをよく吸っていて、
二酸化炭素の30倍も多く、空気に含まれています。
全然レアじゃない。
というわけで、国際的にnoble gasになりました。
2005年のことです。
化学反応の特異性からも ”気高い” 感じがしますし、
日本語でも「貴ガス」に合わせるのが便利だろうと思います。
日本の教科書では、
まだまだ書き変わっていないものも多いようですよ。
早く書き変えたほうがよいのでは?
これから住宅の世界でも、
アルゴンガス、クリプトンガス、キセノンガス等々、
貴ガス族の皆様にお世話になる日が来るでしょうから。
▼画像引用
・化学だいすきクラブ「元素ファミリー 貴ガスの仲間たち」
https://kdc.csj.jp/learning/item_986.html
・LIXILアルミ樹脂複合窓サーモスXカタログ
(スタッフSusa)