明野設計室

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合目的的に手段を選ぶ

ただいま仕事中2022.04.15

福井コンピュータアーキテクトさんが、
設計ソフトのご紹介営業に来られました。

図面から3次元モデルを生成できる3DCADソフトのARCHITRENDと、
本格BIMソフトのGLOOBE。

そもそも図面というのは、
建物を外から見た様子だったり(立面図)、
天井から階を覗いた様子(平面図)を描いているにすぎないのだから、
BIM(Building Information Modeling)を、
3次元に1つ、完全な状態で生成しておけば、
必要に応じて、欲しい向きの図面を出力すればいい、という考え。

出来ることは、図面出力だけでなく、
法規チェック、パース画出力、建材の積算、構造計算、
日影図、天空率、熱計算、風向シミュレーションなどなど、
「建った後にどうなるか?」が全部わかります。

便利な時代です。

将来的には、業界全体がBIMに移行していくのでしょう。

今は、まだまだ移行期。

今月の建築士会の会報にも、
鹿島建設のBIM統括マネージャーさんのコラムがありました。
わずか1ページのコラムでしたが、
非常に示唆に富んでいて、大変共感しました。

・導入期は少数精鋭で、ルールを守れない設計者やデータは排除する。
・展開期はたっぷりと時間も人もかけて現場に広める。
・高性能PCが必要という考えは誤りで、不要なデータが多すぎるせい。
軽く動作するように考え、管理する技術のほうが有益。
・どのBIMソフトでも賞味期限は短いのだから、
(このソフトでなければと)単一にしたり、統一したりしない、
他人に押し付けたり、押し付けられたりもしない。
はじめから、複数のソフトへ連携があるものと思って、汎用性を上げておく。

 

なんでもできてしまうBIMだからこそ、
「何までを担わせるか」、目的に応じて、
描いていくことが必要なのだろうと思います。

外観パースが欲しいだけなら、
柱や梁の曲げ強度のデータや、
熱性能のデータを与えながら、
描いていく必要はありません。

個人的には、BIMでも、CADでも、手描きでも、
なんでもいいと思っています。

建て主さんが建物をイメージできて、
職人さんが作るときに困らなければ、それでいいのです。

説明してくれたのは、入社2年目で建築学科卒でもない営業さん。
「私でも3日でここまで描けたんです」と紹介してくれました。
その手軽さとスピード感こそ最大の魅力です。
一番説得力がありました。

 

(スタッフSusa)

 

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