日々の記録や日記
ただいま仕事中2023.01.24
明野設計室では、毎年恒例になっていた地元中学生の職業体験。
コロナ以降中止になっていたため、3年ぶりの開催です。
お客さんにプレゼンするまでの仕事の流れを体験してもらっています。
今年は、柿生中学校から4名の学生が来てくれました。
事前宿題として考えて来てもらってはいるものの、
2日間で図面を仕上げ、模型を作り、
プレゼンする課題ですから、タイトなスケジュールです。
この課題、図面だけ仕上げればOK、
模型だけ仕上げればOKとはなりません。
”伝える” ということがゴールだと思っています。
自分のプランのどこが魅力的なのか、
お客さんに説明する必要があります。
図面や模型は、あくまでそのための材料です。
Mくんは、
ふらつく柱をどうしたら強固に、
綺麗に固定できるかを模索していました。
Oくんは、
図面に窓のクレセント(鍵の部分)や屋根のアンテナまで描き込み。
家を家たらしめている部分はどの部分か、よく目がいっています。
きっと似顔絵とか描かせたら、特徴を捉えて上手いと思います。
Kくんは、
模型が切妻屋根なのに、図面では寄棟屋根。
間違っているのでは?と指摘すると、図面のほうを直していました。
聞けば、作りたいのは切妻屋根であって、
図面には、その屋根の奥行き感を表現したかったとのこと。
なるほど!
そういえば、彼は図面にも影などを表現しているんでした。
せっかくなので、彼自身が納得がいって、
伝わると思うほうに描き戻してもらいました。
「うん、見える。」
やはり、こっちのほうがしっくりくるようです。
今年も、三者三様で面白かったです。
残念ながら、来られなくなってしまった4人目の案も見てみたかったですね。
さて来年は、どんな学生さんが来るでしょうか。
(スタッフSusa)