日々の記録や日記
日々のくらし2023.02.14
トルコ地震の報道が連日飛び交っています。
その中で、気になる現地紹介記事を見かけました。
エルジン、ハタイで唯一の人命が失われていない地区:
「違法な建設は許可されなかった」
https://bit.ly/3K0eyNQ
https://bit.ly/3YLNm9M
(※トルコ独立系メディアdikenのGoogleページ翻訳)
日本の時事通信社での紹介はこちら。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023021300566
今回の震源地のごく近く、シリア国境とも触れるハタイ県。
県都アンタキヤ地区では被害が甚大です。
それなのに、同じ県内のエルジン地区だけは、
建物も1棟も倒れておらず、人命も失われていないといいます。
その理由は、区長さんが違法建築を徹底して許さなかったことにあると。
建設業者、親戚、住民からも怒りを買っていたそうですが、
彼は黙々と職務を遂行し続けたそう。
(※画像:FOXニュース)
安全であることは、何も起きなければなければ、
評価されることはないです。
そんな中でもやり続けた区長さんは、もちろん称賛に値しますが、
結局は、市民の皆さんの力だったのではないかなとも思います。
例えば、
トルコ国内最大のスーパーマーケットチェーンが、
この地区に建築するのは面倒だからと、実は出店を取り辞めていて、
それによって、地元の人々は食材を手に入れにくく、
さらには地元に雇用も産まれていなかったとか。。。
そういったこともあったでしょう。
完全に想像の話ですが。
4万2000人程度の小さな地区です。
区民がその気になれば、簡単に区長を降ろすことも
できたのではないかと思うのです。
日本でも、1つの建物ができるときには沢山の人が関わります。
設計者だけでなく、審査機関、行政庁、
建材メーカー、建設会社、職人さん、建て主さん。
そして、出来上がったときには街の人たち。
みんなの1人1人の意識は、すごく大事だと思います。
山岳の綺麗な街並みですね、ハタイ県。
(スタッフSusa)