日々の記録や日記
ただいま仕事中2023.03.06
昨年くらいから、大きな動きになっているでしょうか。
PFAS(ペルフルオロアルキルおよびポリフルオロアルキル化合物)
そもそもPFASって何なの? 健康にどんな影響があるの?:東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/234458
熱、油脂、汚れ、水に耐性がある化学物質の総称で、
医療、半導体、電池、自動車、航空機、調理器具、衣類、洗剤など、
ありとあらゆるものに利用されてきました。
その種類は、欧州連合EUの定義で、4700種類以上。
自然界では分解されにくく、
「永遠の化学物質(Forever Chemicals)」とも言われ、
人体影響とともに問題視されるようになってきました。
分解されにくいのは、「フッ素(F)-炭素(C)結合」が、
有機化学で作り出せる最も強力な結合の1つだからです。
FとCでイニシャルを合わせたのが皮肉です。
名付けた人、悪意あります。
日本国内でも、
沖縄の嘉手納、神奈川の横須賀、東京の多摩地域など、
米軍基地の近隣で高濃度PFASが検出され、
東京都水道局は、井戸34本から取水を停止しました。
今年4月からは、医療機関としてPFAS相談外来が設置されます。
さて、普段から、やれることはないかというと。
飲用水としては、活性炭フィルターが効くようです。
よくある活性炭でいいの?という感じもします。
ただ、フィルターが詰まると浄水側にPFASが戻ってしまうということで、
やっぱりこまめにフィルター交換が必要ということですね。
あとは気を張って、今後のニュースを追いかけてみることでしょうか。
勘違いしないようにしなければいけないのは、
フッ素の化合物すべてが悪いという話ではないことです。
米国3Mは、2025年末までに製造を中止、撤退を決めました。
3Mといえば、世界最大級の化学素材メーカー。
PFAS製品だけで、年間売上高13億ドル(だいたい1800億円)もあります。
追いかけるようにして、マクドナルドやAmazonも全廃の動き。
日本はいつも一歩出遅れますが、
米国環境保護庁(EPA)、欧州化学品庁(ECHA)、
世界保健機関(WHO)が動き出していますから、時間の問題ですね。
高機能で、便利だったから使い始めてみたものの、
後年になって「あれ?」となる、この感じ。。。
アスベストに似ています。
次は、PFASですか。
そうですか。
戦後処理ではないですが、後ろの世代はつらいです。
あと3年。
この猶予期間に、まったく別の画期的な新素材が生み出せるとでも??
(スタッフSusa)
By Brocken Inaglory, CC BY-SA 3.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17769317