300の「アソビ」

その他2023.06.13

6月に入り非常勤講師を務めさせて頂いている大学の
前期の設計演習も折り返し。
先週は第一課題の最終提出でした。
二年生の学生さんにとっては、建築学科に入学して初めての設計課題。

課題は、「アソビとくらすイエ」
「アソビ」をテーマにした4人家族の住まいの設計。

この課題は商店街と公園に面する敷地を読み込んで
「アソビ」という言葉をどうとらえるか？

例えば
住まいに、暮らしに、街にとって「アソビ」とは？
単純に「遊び」でもいいし「ゆとり」「余白」・・・等

街との関係や暮らし方を提案するかがポイント。

4月からの数回のエスキスを経て
300の最終案が製図室にずらり。
この写真は全体の1/10くらいかな

これを採点していくのは、なかなかの苦行ですが
自分の担当した20数人の学生以外の案を見る
楽しみな時間でもあります。

少しだけ作品を紹介すると

立体構成を中心に進めた案

暮らし方を中心に街との関係を考えた案

その両方を悩みまとめた案

・・・・と
実務ではなかなかできない
学生ならではのいろいろな案が・・・
これだけの悩んで悩んでまとめた案には
僕らにとっても、多くのヒントがあり
刺激？勉強になります。

最終提出と同時に第二課題が出題。
第二課題は「広く立体的な集合住宅」
どんな案が出てくるか？
7月の最終提出が楽しみです。

みんな、いっぱい悩んで頑張って！

（Takeshi）