明野設計室

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学生時代の授業をふと思い出す

ただいま仕事中2023.06.20

資材不足だった戦時中、建築現場では鉄筋を抜くことが頻繁に行われていたという。

こんな話を聞いたのは、学生時代の建築生産の授業でのこと。

社会の状況と建築がいかに密接につながっているかを多角的に教わる、

当時学生の私にはとても興味深い話だった。

さて、なぜそんなことを唐突に持ち出したのかと言えば、

まさにここ数年の私は「そんな気分」なのだ。

急激な建設単価の高騰が始まったのは2021年、まさかここまで資材の値段があがるとは

正直当初は予測ができていなかった。

中でも合板類は著しく、あっという間に倍以上の価格となってしまった。

だから、造作や家具等の図面を書く時は依然と比べてどうしたら合板の枚数を減らせるのか、

薄くできるのか、無駄はどこかにないのかと考えてしまう。

そして、当時の授業を思い出すのだ。

話は逸れるが、関連事項を検索していたら2006年の四国新聞社のニュースに驚く内容を見つけた。

戦時中に造られた長崎県佐世保市のコンクリート製の鉄道橋「福井川橋梁」に

鉄筋の代用で竹が使われている可能性のあることが分かったというもの。

その後、調査が行われたが残念ながら「竹筋」は、確認できなかったそうだ。

しかし、地元住民からの当時の目撃証言もあり、

物資不足の太平洋戦争中に一部竹筋が使われたと推測されているという。

どの時代も、与えられた状況の中で何とかしなければならないのは一緒なんだなぁ・・・

不思議な連帯感。

ちなみに気になる建設物価指数は、やや上昇率が落ち着いてきていて、現在は「高止まり」と言ったところ。

(Misako)

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