明野設計室

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赤か黒か点線か

ただいま仕事中2023.10.10

団地改修の解体が完了しました。
現地確認です。

残した部分と、残さなかった部分と。

解体の時点で間違ってしまうと計画が破綻するので、
解体前からも入念に打合せが行われました。
現地での口頭説明で補足ができるといっても、
まずは誰もが図面を見て、全体を把握することになります。

リノベーション案件が続いている目下の課題は、
図面をどう表現しておくかということ。


いじることの出来ない躯体や既存部分を「赤」、
新しく建築する部分を「黒」として表現することを基本としていますが、
では、改修後、見えなくなってしまう部分は「赤点線」?
躯体のままだけれども表面のクロスだけを変える場合は「赤」なの「黒」なの?
新たに作るもの以外、元状態のままを「赤」というなら、
建物の通り芯や全体寸法、窓番号なども「赤」なのでは??

だんだん定義が矛盾してきます。

表現したい情報量に対して、色と線種が少ないせいもありますが、
文字も線も、書き込めば書き込むほどわかりやすいかというと、
そうでもないのが図面です。

 

(スタッフSusa)

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