明野設計室

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マルホン本社ショールームへ行ってきました

ただいま仕事中2023.11.14

先週のBlogに記載の建築士会静岡大会が終わった後、
浜松にあるマルホンさんの本社ショールームに行ってきました。

「(株)マルホン」は、浜松の木質建材を扱う会社です。
事務所をはじめて間もない頃、
無垢の床材を探していた私達に棟梁が教えてくれたのが出会いです。
最初に使わせていただいたのはシルバーパイン。
当時は東京ショールームがなく、サンプルにて決定しました。

あれから23年、何度となくお世話になっています。
今は新宿ショールームに行けば広めの面積で確認できるように
なりましたが、ずっと一度本社を訪ねてみたいと思っていました。

ということで、やっと念願のマルホン本社ショールームへ。
週末でしたが、ちょうどこれまでの担当営業の方が出社日ということで、
ご案内いただくことができました。

「ショールーム」と書かれた矢印に沿って2階にあがると、
まずは黒い壁と天井に覆われた空間へ。

その中でひときわ光る帯状の壁。
そばによって見ると、小さなポジフィルムでした。
これまで様々な木材を買い付けてきた世界の各国で撮ってきた写真。

正面奥に並んでいるのは、加工に使う数々の道具。

そして、壁には重そうな大きなドアが、ポツンとひとつ。

現地で木材を買い付け、そのまま海外で加工された材木は、ほぼ名古屋港に
コンテナで到着するそうです。
そう、暗闇に浮かぶこのドアはコンテナのドアをイメージしているとこのこと。

いよいよドアを開けると・・・

圧巻の広さ!
整然と並ぶ多種多様のフローリングが、なんとも潔いショールームです。

見て触って、もちろん靴を脱いであがることもできます。
さらに奥にはラボがあり、ここでは時間をかけて様々な実験をしていました。

床暖房による反りや傷に対する耐久性、復元力、面白いところでは、
表面の映り込みの樹種による違い等も。
また、塗装も複数のものを扱っている為、
各種汚れごとの耐汚性や修復後の様子等も見せていただくことができました。

最後にショールームを出る時にテーブルの上に置いてあった切り株?が気になって近くへ・・・。
横には、見慣れたコルクのサンプルが・・・だけど、いつもと異なるのは
コルクがそのまま木片につながっていること。

切り株の正体は、コルクの木でした。
初めて触るコルクの木。
ごつごつしているように見えて、触れてみるとなんと既に私達の良く知っている
「コルク」の軽く柔らかい乾いた手触りなことに驚きです。
「木」とひとことで言っても、本当にいろいろな特性があることを最後にわかりやすく
ストレートに伝えてくれたような気がしました。

他にもたくさんのもの、こと、工程について説明していただき、
すべてを書ききれませんが、今回はこのくらいで・・・。

マルホンさん、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

(Misako)

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