明野設計室

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職業体験2023_その2

ただいま仕事中2023.11.22

今秋もやってきました地元中学生の職業体験です。

今年は1月にも開催しましたので2回目です。
今回は、川崎市立中野島中学校。

2日間で図面を仕上げ、模型を作り、
お客さんへプレゼンする課題です。

いつも通り、宿題で素案を考えて来てもらっていましたが、
今回は4人全員が敷地境界線ギリギリまで建物にする計画。

現実的には、法的要件や施工都合で、
建物が敷地ギリギリまで建つということはなかなかありません。

というわけで、足並みを揃えて、
建物まわりに余白を作ってもらうことを条件に、
再設計してみようというのを初日の課題としました。

加えて、互いのプランを説明しあってもらい、
人のプランと自分のプランの違い、人のプランで良いなと思ったところを、
自分のプランに取り入れてみたりということを試してもらいました。

苦労するかなとも思いましたが、
今回のメンバーは意見交換やメンバーフォローが活発でした。

「こうしたら?」
「そうじゃなくて、こうしたかったんだよね。」
「こうするのって、どう思う?」

全員がクラスが同じだったり、部活が同じだったりするわけでもなく、
基本的には、この授業だけで集まったメンバーです。
そんなメンバーでも、対等に話し合える関係が築けるのはすごいことです。
現代中学生のコミュニケーション力の高さを見せつけられました。

興味深かったのは、特大ダイニングテーブルの学生のプランと、
テーブルを小ぶりにすることで居間が大きく使えた学生のプランが、
互いに吸収して、使い方を考えていくうち、完全に逆転したこと。


2日目は朝から模型化です。
担当の先生が来ても集中は途切れず。

 

最後は、明野らをお客さんに見立てて発表です。

今回の学生に聞くと、学校でも弁論の授業があるようで、
プレゼンをすることにも慣れているようでした。

時代は変わりましたねぇ。

僕が担当するようになってからも、
初代の学生から今回の学生まで10年くらいの開きがあります。
初代の学生も今年が大学新卒くらいの年齢にはなっているでしょう。

果たして、どんな職業に就いているやら。

毎回自分が接するのはわずか2日間ですが、
何か将来のヒントになるような考えや言葉をあげられたらなとは思っています。

また次回。

 

(スタッフSusa)

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