日々の記録や日記
ただいま仕事中2024.01.16
事務所を始めて24年目。
年末の大掃除以外に、数年に一度は図面や書類の「超大掃除」が必須です。
昨年末にそろそろ初期の書類はデータ化することに決め、少しづつ進めています。
総量を考えるとサッサと進めた方が良いのですがなかなかそうもいかず、
つい中味に目がいってしまいます。
なつかしいものもあり、つい昨日のことのように感じるものもあり。
そんな中で今さらですが驚いたものが・・・・これ。
合板やランバーコアの見積り価格です。
写真上段は2023年、下段は2006年の見積書、つまり17年前のもの。
17年経てば多少の値上がりは当然とは言え、
例えばシナ合板5.5mmの3×6版は1500円→3250円に、
ラワン合板5.5mmの3×6版は900円→1980円に。
このBlogでも何度か話題にふれてきましたが、
2021年春頃からの建設単価の高騰はみなさんご存知の通りですが、
それにしてもそれぞれ倍以上ということになる。
ウッドショックに始まったここ数年の価格高騰は、
様々な理由から木材関係にとどまらず多種多様な範囲に及んでいます。
これでは、総額が上がるのも無理ないなぁ…お施主さんへの説明が本当に辛くて。
同じご予算で以前はできていたことが、3割~4割減となるのですから。
・・・と思っていたところ、日経アーキテクチャーの新年号に久しぶりの朗報(?)が。
値上がりが止まっても下がることはないと言われていた価格ですが、
構造用合板が需要低迷を理由に下がってきているとのこと。
とは言え、資材以外にも労務費も上がっているのでまだ値上げが続く項目も多く、
設計内容の見通しをつけにくい状況は続きます。
時代と共に価格が上がっていくことは致し方のないことと思いますが、
設計中にどんどん上がってしまうような急激な高騰は(何度も書きますが)本当に辛い。
工務店さんはもっともっとご苦労があるのだろうと想像できます。
今年はもう少し落ち着いて、変化が緩やかになってくれるといいのですが。
欲を言えば、下がる方向で。
(Misako)