明野設計室

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うつわとからくり

ただいま仕事中2024.07.09

設備図を描いているとよく起こす問題。
特に、昔の図面を参考に描き始めると間違うところ。

給湯器なのか、熱源機なのか。

一般には、お風呂と給湯を担うのが「給湯器」、
そのお湯を使って床暖房まで担うのが「熱源機」です。

リンナイさんのWebサイトでも、この通り。

それで「き」の違いは何なの?と思うわけですが、
教科書出版の光村図書によれば、

「器」……うつわ。いれもの。道具。
「機」……からくり。しかけ。組み立ててできた道具。

ふむふむ。
熱源機のほうが、床暖房の機構も当然入るわけですから、
より複雑な機(からくり)になることは納得がいきます。

でも一方で、現代の給湯器には、ほぼ標準で、
「潜熱回収型」配管という高効率な湯沸かし機構が入っています。
火で直接炙る配管の上、熱風・排気ガスが昇っていく部分にも、
給水配管を細かく巡らして、先行して水を温めています。

もう十分複雑じゃない?
「給湯機」でもいいんじゃない?と思うのです。

 

あ、ノーリツさん「給湯機器」って書いてる。

しかも、「ガス温水暖房付きふろ給湯器」って書いてる。

 

やっぱりどっちでもいのかもしれないです。。。

 

(スタッフSusa)

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