わずか数ミリ

ただいま仕事中2024.10.15

週末は秋晴れの中、地鎮祭が行われました。

私たちは職業柄、これまで何度も参列させていただいていますが、
お施主さんにとっては人生にそう何度もある経験ではありません。

独特の言葉で氏神様をお呼びする降神の儀、
普段は聞きなれないイントネーションで読み上げられる祝詞奏上、

「エイ(栄)！エイ(栄)！エイ(栄)！」という掛け声と共に
木でできた鎌・鍬・鋤を使って雑草を刈り取り、土を掘り起こし、均す地鎮の儀…等々。

最後に土地の神様を鎮める為に土の中に埋める鎮め物をいただいて終了です。
お施主さんご家族は日常生活とは異なる一連の儀式を
とても面白がって楽しんでいただけた様子でした。
私たちにとっても設計期間を経ていよいよ着工となる大切な区切りとなります。

この日は着工ということで地鎮祭だけではなく、敷地の形状、地縄、
設計GL算出の為のベンチマークとなる指標の確認を施主、施工者、設計事務所の三者で行います。

地縄は糸を張って建物の配置を確認する工程。

あらかじめ工務店が準備してくれた追い出しとなる壁面、
対角線等の地縄を確認したところ、誤差はわずか数ミリ！

気持ちの良いスタートです。
（Misako）