日々の記録や日記
ただいま仕事中2025.01.21
年も明け、早くも一月後半
時間がたつのが早いですね。
新年のご挨拶状で掲載したパースの住まい
上棟を1月末に予定しています。
それに目指して
現在、工務店とプレカット図の最終確認を行っております。
プレカットとは?
かつては、木造の在来工法(軸組構法)は「手刻み」と言って
棟梁が、板に加工図、「板図」を描き
それを基に作業小屋で
柱や梁等の仕口をノミを使って材料を刻んでいました。
私達が事務所を始めた25年前位までは、「手刻み」を
行っている棟梁、工務店もあり
私達も自邸含め、何軒か棟梁の手刻みで上棟しました。
現在はプレカットと言って
「板図」の代わりにCAD図面
材料の刻みをノミに代わって、工場での機械加工が主流?
と言うより常識?
設計事務所でも手書きの図面からCADに移行し
手書きの経験がない設計者がいるように
時が経って、板図を描いたり手刻みを出来る大工さんも
減ってきていると思います。
もちろん手書きや、手刻みにこだわっている方もいらっしゃいますし
現在も建築士の試験は今だに手書きなので・・・
ただ、これもCADが検討されています。
個人的には手書きでいいような気がしますが。
人の手間が無くし、便利に?楽に?なっていい面も多くありますが
何か人の手の業、技術を感じることが少なくなって行くことは
ちょっと寂しいですね。
そんな寂しさを多くの人が感じるようになって
最近やたらとクラフト市や工芸展とかが増えたのか・・・
などと思いを巡らしながら、上棟の風景を想像しています。
上棟時の様子など、ご報告できたらと思っています。
(Takeshi)