デッキ材・再考

ただいま仕事中2025.02.25

長い間、デッキ材は何が一番良いのだろうかと考えています。
カナダ杉デッキ材、ウリン、セランガンバツ、イペ等の天然木、
天然木に加工を施した「ケボニー材」や「エステックウッド」等、
時折Blogにもあげてきた通り状況に応じて様々なものを使ってきました。
共通しているのはすべて天然木をベースにしているということ。

木は樹脂系のものと比べると圧倒的に風合いが良く、
足触りも良いのでその都度納得して選定してきましたが、
デメリットは何と言ってもメンテナンスに手間とコストがかかること。
私も生活者としての経験を積み（要は歳をとった！）以前より深く
メンテナンスの負担を実感するようになりました。
そこで、技術もどんどん進歩しているので樹脂への先入観を捨てて、
もう一度デッキ材を見直してみたところ・・・

天然木のようにみえるものを見つけました。
アップしてみると・・・

表面の毛羽立ちといい色目といい、
私が見てきた以前の樹脂系の人工木とはまったく異なる印象です。

LIXILの「デッキDS」という商品で、
100%リサイクル素材の木粉と樹脂でつくられている人工木です。
多少の経年変化はあるようですが、色褪せは天然木に比べて少なく腐れもないとの説明。
先日お引渡しを済ませた玉川学園の改修工事で中庭に採用しました。

表面の質感や色味に適度なゆらぎがあることで、とても自然に見えました。
色は三色あります。

デッキの張替えを検討されている方は、参考になれば幸いです。
（Misako）