日々の記録や日記
日々のくらし2023.09.13
いつかのまち歩きの続きを。
(※前編は、こちら)
白井屋旅館、改め、白井屋ホテル / SHIROIYA HOTEL。
2008年に廃業した創業300年の旅館の再生プロジェクト。
全体設計を建築家の藤本壮介さんが手がけ、
客室設計には国内外の多数のクリエイターが参加しているそう。
旧旅館のコンクリート構造を剥き出しにしたヘリテージタワーと、
利根川の「土手」を模して建物が土に埋まるグリーンタワー。
雨上がりの頃合いのせいなのか、気温の上昇のせいなのか、
埋まっているグリーンタワーの通路には、ミミズがいっぱいいました。
清掃が行き届いていないというより、
「掃除しても掃除しても出てくるんですよね、、、
土に埋まっているんだからそれはそうですよね、、、」
という、カフェ店員さんたちの諦念が聞こえてきそうでした。
お店の人も普段使いの人も、当たり前に往来していて誰も気にしていません。
ミミズたちも、ある意味、よく馴染んでいます。
お昼は、モモヤさんにて。
昭和レトロな雰囲気で有名なパーラーレストランで、
多くの映画やCMのロケ地に利用されています。
auのCMシリーズ「意識高すぎ!高杉くん」の1シーンもここですね。
見覚えありました。
聖地巡礼で訪れている人たちよりも、断然、地元の人たちのほうが多いです。
ボリュームあります。
少し歩くと、平田晃久さん設計の「まえばしガレリア」があります。
無料案内所やクラブが乱立する繁華街の中にあって、
なぜここに?という感じなのですが、経緯を知ると、
前橋市のビジョン「めぶく。」の一環で仕掛けらたプロジェクトだと知れました。
市が積極的に動くのは、街にとってはいいことだと思います。
高崎市美術館の庭園に残された、旧井上房一郎邸へ。
1952年に自邸を焼失した井上が、親交のあった建築家アントニン・レーモンドに、
レーモンドの自邸兼事務所を模写して、建てさせてほしいとお願いして実現した邸宅。
井上の奥様用に茶室が設計されていることが、
オリジナルのレーモンド邸とは違うところなのだとか。
教科書で見るような美しい建具でした。
商店街では映画『箱男』(2024年公開予定)の撮影がされていました。
当日は、なんの映画か気づけないまま、やたら段ボールが多いなと。。。
完成後の映画が気になりますね。
(スタッフSusa)